旧ソ連時代の小話の英訳をひとつ。
本日(平成26年7月9日)の日経新聞の春秋に、
「英国では多くのことが駄目だが、していいことはしていい。フランスでは多くのことはしていいが、駄目なものは駄目。米国では駄目なことすらしていいが、ソ連では、していいことすら駄目である――。「民主主義の原則」という名の旧ソ連時代の小話なのだそうだ。」とありました。
この小話をリガトラ的に英訳すると、
“In the U.K., you are not allowed to do many things, but you can do what you are allowed to do. In France, you are allowed to do many things, but you cannot do what you are not allowed to do. In the U.S., you are allowed to do even what you are not allowed to do, but in the U.S.S.R., you are not allowed to do even what you are allowed to do.”
「駄目」「していい」と判断する主体が明確でないので、受け身で“allow”という語を使用しました。また、“can”の代わりに“may”とするべきか迷いました。